こんにちは。辻堂神台眼科 院長の井田です。
2025年3月1日、第21回神奈川県DM(糖尿病)カンファレンスに参加し、座長を務めさせていただきました。
本会では、糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫といった糖尿病による目の合併症について、国内の第一線でご活躍されている先生方から貴重な講演がありました。
横浜市立大学附属市民総合医療センター 教授の門之園一明先生からは、増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術の進歩についてご講演いただきました。
なかでも「Crunch症候群」という病態に関して、手術前に行うアイリーア硝子体注射の効果と注意点について学ぶことができました。
また、最新の硝子体手術機器についても具体的なお話を伺い、大変勉強になりました。
続いて、信州大学医学部眼科学講座 教授の村田敏規先生からは、糖尿病黄斑浮腫に対する硝子体注射治療やレーザー治療、手術の適応と有効性についてご講演いただきました。
最新の薬剤だけでなく、従来から使われている網膜光凝固術や硝子体手術への再評価にもつながる内容でした。
日本の眼科医療をリードされている先生方と直接お話を伺い、非常に刺激を受けるとともに、日々の診療に直結する多くの学びがありました。
当院でも、糖尿病網膜症の早期発見・早期治療を大切にしております。
糖尿病網膜症は、重症になると侵襲の強い手術加療が必要となりますので、早期の段階での予防治療が必要です。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。