院長の井田です。
2025年9月12日~14日に開催された「日本緑内障学会」に参加いたしました。あわせて、ランチョンセミナーにお招きいただき、講演を行いました。
テーマは「グリーンレーザーECP(内視鏡下毛様体光凝固術)」という新しいレーザー治療です。日本発かつ世界で初めて開発された、治療が難しいタイプの緑内障に対する治療方法で、従来の毛様体光凝固術に比べて目への負担が少ないことが特徴です。近年、緑内障手術の技術は飛躍的に向上しており、より安全性を高めるために低侵襲化が図られています。
当院は関東地方で最初に導入し、日帰り手術として治療を行っています。セミナーでは、その導入の経緯やこれまでの治療経験について報告しました。当日は150名以上の先生方にご参加いただき、活発な議論や多くのご質問を頂戴し、大変有意義な時間となりました。
今回、このような貴重な場にお招きいただいたことに、心より感謝申し上げます。今後も緑内障による失明を防ぎ、患者様の「見える力」を守るために、引き続き最新の治療を取り入れ、診療に活かしてまいります。
当院では、緑内障はもちろん、白内障・網膜硝子体疾患・斜視・翼状片などの手術加療にも対応しており、常に最新の知見とエビデンスに基づいた治療に努めています。これからも「目の健康寿命を守る地域のクリニック」として、皆さまに貢献してまいります。