目の奥が痛い

• 目の奥がズキズキと鼓動を打って疼くように痛む
• 目の奥がジンジンと絶え間なく痺れるように痛む
• 目の奥がピリピリと細かく神経を刺激するように痛む
• 目の奥が鋭く差し込むように痛む
• 目の奥が痛く、重苦しい
• 目の奥が鈍く痛む
• 目の奥がじんわり、ゆっくりと沁み出すように痛む
• 目の奥がガンガンと鋭く痛む
• 目の奥が疼く

など

角膜上皮障害

角膜（眼球の前面を構成する部分）に傷がついている状態です。角膜が損傷を受けると、通常は目の表面で痛みなどの症状を感じますが、時には奥の痛みとしても現れます。角膜には神経が集中しており、体の表面で最も痛みに敏感な部位とされています。そのため、小さな傷でも痛みを感じることがあり、深くて広範囲の傷ではかなりの痛みが生じます。角膜上皮の損傷が重度に進行した状態では、瞼が開けられないほど強い痛みを感じることもあるため、痛みが進行する前に当院にご相談ください。角膜上皮障害の原因は、ドライアイやコンタクトレンズの使用によるもの、紫外線など様々です。

眼異物飛入

異物が目に入ると異物感や痛みを起こしますが、ほとんどの場合は涙とともに異物は排出されます。しかし、角膜に異物が入った場合は細菌感染のリスクが高まるため、速やかに異物を除去する必要があります。
眼内異物飛入による違和感や異物感が続く場合や、痛みが長引く場合などは、当院にご相談ください。

眼内異物飛入

眼内異物飛入とは、金属粉のような硬くて小さな粒子が眼球内に飛来し、眼球の奥深くに埋まってしまうことを言います。眼内異物飛入が発生した場合は、なるべく早く手術をして異物を除去する必要があります。痛み、視力低下、嘔吐などの他、強い充血、視界の悪化などの症状が出る場合もあります。
最初は痛みや視力低下などの自覚症状がなくても、徐々に悪化して視力が著しく低下することもあります。眼内異物飛入が疑われる場合は、具体的な自覚症状がなくても、決して目を擦らないように注意し、お早めに当院にご相談ください。

逆さ睫毛(眼瞼内反、睫毛乱生)

睫毛（まつげ）が内向きに生え、痛みや異物感を起こします。逆さ睫毛は眼球に何度も摩擦を起こし、深刻なダメージや感染症を引き起こす可能性があるため、お早めに当院にご相談ください。

眼精疲労

眼精疲労とは、目が疲労したまま休息や睡眠をとってもなかなか回復しない状態で、目だけでなく頭や首、肩にも強い痛みを生じ、吐き気を伴う場合もあります。メガネやコンタクトレンズが合わない、スマートフォンやパソコンの長時間使用、ドライアイなど、様々な要因が複雑に絡み合って眼精疲労は起こります。
当院では、原因となる目の病気の有無をチェックしますが、脳の病気の可能性も考慮し、必要に応じて当院と連携している脳神経外科などの高度医療機関をご紹介します。
眼精疲労の治療には、ドライアイ改善のための点眼薬やビタミン剤を処方する他、ホットアイマスクのご案内や、机の高さや角度など環境の見直し、生活習慣の改善など具体的なアドバイスも行います。

急性閉塞隅角症（急性緑内障発作）

房水の流れが滞り、眼圧が急激に上がることで、目のかすみや痛みなどが現れます。すぐに眼科を受診し、眼圧を下げる治療を受けなければ、一晩で失明に至るリスクもあります。
強い頭痛や吐き気を伴う際にはくも膜下出血が疑われ、脳神経外科に救急搬送されることもあります。その場合、急性閉塞隅角症（急性緑内障発作）でないことを確認するため、眼圧を測定する必要があります。

視神経炎

視神経炎とは、網膜で受け取った視覚情報を脳に送る視神経の炎症であり、原因となる病気が多岐にわたります。視神経の炎症は視力の著しい低下に繋がるため、注意する必要があります。
目を動かすと痛む、目の奥が痛むなどの症状がある場合は、お早めに当院にご相談ください。